2007年01月

2007年01月03日

墓石価額の全国平均は174万円:富山県人は高価な墓石を

昨年行われた全優石の調査のよれば、墓石価額の全国平均は、174万1000円。50万円〜100万円未満 21.9% 。 100万円〜200万円未満 45.2%。200〜300万円未満 20.0%。

富山県、熊本県、栃木県、長崎県は、五人のうち一人以上の割合で、300万円以上の高い墓石を買う傾向があります。富山県は、全国で一番墓石にお金をかけ、三人のうち一人の割合で300万円以上の墓石を買います。

私は、昨年、少し高い所にある明治以降の新墓が狭くなったため、整備しなおしましたが、丁度全国平均価額です。中国の黒い黒竜江石の二段。

石の種類、石の使用量、墓石の加工費、施工費 の、4点によって、墓石の価格・お墓の値段は決まります。それ以外に、彫刻費用等がかかります。

墓石の種類は、国産で、50種類以上、外国産で、100種類以上。中国産が安いとはいちがいに言えません。国産の墓石も、ピンとキリでは、五倍の価額差があります。

施工費は、整備された霊園より、山の上の墓のほうがかかり、墓石の運送距離、小型クレーンが使えるかどうかでも異なります。

よい墓の建て方の著者・西村峩山さんの意欲的な挨拶


洋画家出身で家業の石材業を継いだ「よい墓の建て方」(鶴書房発行)の西村峩山さん(京都市の西村峩山プランニング)は、「独占的な価格設定によって墓石価額の自由競争を阻害し、消費者の選択の自由を奪っているのです。このようになったのも、墓地行政のまずさにより大都会の墓地が極端に不足 しているからです。また墓地も住宅の建て売り販売と同じようになってしまった観が ...」とホーム頁上でご挨拶。

なかなか意欲的な挨拶の要旨は以下の通りです。

 「現在は公共団体が管理している墓地を除いて、どこの霊園にいっても、その霊園の管理者と、複数または単独の業者が、墓石建立権を契約によって独占しています。

 そのことが原因で、バブルがはじけても墓地の使用価格は高騰を招いた当時のままで、一向に安くなりません。独占的な価格設定によって墓石価額の自由競争を阻害し、消費者の選択の自由を奪っているのです。このようになったのも、墓地行政のまずさにより大都会の墓地が極端に不足しているからです。

 また墓地も住宅の建て売り販売と同じようになってしまった観があります。私は何とも言えない気分になってしまうのです。

 今の世は何事も経済優先で、墓石までもが、大量生産の規格品を海外から輸入して大量に店頭販売される流通商品となっています。今は墓でもなんでも売れれば良いというのでしょうか。

 したがって、墓参りにいかれたらわかりますが、○○家之墓と彫られた、閉鎖的な看板の様な、規格品墓石ばかりが目に付くと思います。私はこんな死後の集合住宅に似たワンパターンの高額商品をなぜ買うのだろうか? と不思議でなりません。

最近厚生省が認めたように遺骨は海や山に散骨して、仏事は菩提寺で行えばよいと思うのです。

 しかしそうは言っても、現代は制度としての家制度が無くなりはしましたが、これだけ大衆が墓作りを求めている時代でもあるので、同じ資金をつかって墓を建てるのなら、伝統・宗教・文化に根ざしたホンモノの墓をつくっていただきたいと思うのです」。

なお、西村峩山さん(京都市の西村峩山プランニング)の実績は2000件近い。昭和52年「石屋大学講座」を開設。


フォトロンが墓石完成予想図の作成時間を激減するシステムを

 フォトロン(長瀬朋彦社長)は、年末から、62万7900円で墓石プレゼンテーション支援システムの最新版「StoneMeister5(ストーンマイスター5)」を発売中。墓石完成予想図の作成が短期間で簡単にできます。対応OSは、Windows XP、2000以上。
 
 最新版では、外柵テンプレート機能をつけたため、外柵の作成時間をこれまでのシステムに比較して5分の1に短縮。また、アイコンはこれまでのものよりも1.5倍大きくして見やすくした。さらに、コマンド名称を日本語表示に変更し、墓石設計手順通りに配列するタブツールバーに対応したため、ユーザーのマウスの移動量を半減させた。

 さらに、施工予定地と容易に張り合わせできる写真合成機能を搭載。ユーザーズマニュアルも部材の作成方法など詳しく解説を入れて改訂。



墓石文字の戒名から先祖の人となりを解読

私の実家は、京都府の過疎村にあり、江戸時代は代々庄屋をしてました。私は、長男で46か47代目になります。

先祖代々の旧墓の墓石の戒名や年号を見ていますと、いろんなことがわかります。

ただ、本人の名前だけを墓石に彫っているだけだと、後世の子孫は、自分の先祖はどのような人か、わかりません。そこで、当時のお寺の和尚さんが檀家の人なりを巧にあらわす戒名を付けていると思うようになりました。

誉め言葉が八割、皮肉が二割ほど巧に盛り込まれた戒名が付けてあります。

誉め言葉の裏に、巧に和尚さんの皮肉とユーモアが隠されているのを感じて、和尚さんのいたずら心を感じ、微苦笑します。誉める点がひとつもない先祖にも、主に誉めて戒名を付けなければならない時もあります。

心から良い人だと思える先祖には、和尚さんは伸び伸びとした戒名を付けてます。戒名がスラスラ和尚さんから出てきた感じです。

プロフィール

ひろ

最新コメント