墓石
前号の墓石@最新情報で「大名の墓石もいろいろ」と書きましたが、男性下着で有名な郡是製糸本社のある京都府綾部市にある足利幕府を開いた足利尊氏、金閣寺を建てた足利義満の墓地と墓石を見ていると、いろいろなことが想像できます。
足利尊氏はマザコン、足利義満はおばーちゃん子ではないかと想像できます。
足利尊氏の母親は、本妻ではなく、愛人か側室。尊氏を栃木県足利市で産まず、出身地の京都府綾部市で生んでいます。
足利尊氏の母親が安産を願って毎日拝んだ高さ1.50mほどの仏像が、今でも京都府綾部市のお寺に安置されています。
この仏像から100mほど離れた場所に、足利尊氏の母親の墓石、尊氏の墓石、金閣寺を建てた義満の墓石が一緒にあります。墓石は大きくないですが、チリひとつ落ちず、良く管理されています。お寺と地区の人から守られている感じです。まさか、こんなところに墓があるとは知られていないので、観光客も訪れないよう。
足利尊氏の母親の墓石と墓地が、栃木県足利市になく、出身地の京都府綾部市にあるということは、栃木県足利市の本妻と折り合いが悪かったか、口惜しいことがあったと想像できます。
このような母の墓地内に自分の墓石(火葬後の骨の半分が埋まっている)をたてた足利尊氏は、かなりのマザコンだったと想像できます。足利義満はおばーちゃん子ではないかと想像できます。